花と緑のある生活

  • ワイルドストロベリー

     

    ワイルドストロベリー

    育てやすさ
    A
    A:育てやすい

     科名/バラ科
     学名/Fragaria Vesca
        
     植物分類/宿根草
     別名/エゾヘビイチゴ
     草丈/20~30cm
     花言葉/尊重と愛情

    ▼ ワイルドストロベリーの育て方のポイント

    ●苗の植付け

    5月~6月頃か9月~10月頃に植える2週間前に堆肥をやっておきます。
    鉢でも簡単に育ちます。乾燥と過湿に弱いので、湿り気のある土で育てます。
    植え付けにマグァンプKなどの元肥を適量、土に混ぜ込みます。

    ●種子まき

    4~6月か9~10月がまきどきです。
    育苗床に種子まきします。
    種は小さくて好光性発芽なので、覆土はせず霧吹きで十分に水を与えます。
    発芽までは、20℃から23℃の暖かい所におき、種が発芽して、本葉が3~7枚位になったらポリポットに植え替え成長させます。

    ●ランナーについて

    生長とともに夏から秋にかけてランナー(匍匐茎)が出てきます。
    一株で充実させるには、親株の負担を少なくするためランナーを切ります。
    子株を増やすには、ランナーを生長させ株分け用の苗を育てます。
    根を付け、葉が3枚以上になったらランナーを切ります。

    ●水やり

    用土の表面が白くなったらたっぷり与えます。
    なるべく晴天の午前中に与えましょう。
    乾燥に弱いので水やり忘れに注意が必要です。

    ●肥料の与え方

    定植時にマグァンプKなどの元肥を土に混ぜ込み、11月頃、苗が根づいてきたら、追肥をやります。
    2月頃にも追肥し、生育後肥効が落ちないようにします。(関東基準)
    チッソ分の多い肥料を与えると、葉ばかり茂り花付きが悪くなりますので、追肥にはリン・カリ分の多い肥料を与えます。

    ●実をつけやすくするには

    二株以上で植えるほうが、受粉しやすく実が付きやすくなるでしょう。
    開花後2~4日の間に絵の具の筆などで、花粉を雄しべから雌しべに付けてやると、実付きがよくなります
    また、一番花を摘んだほうが後の実付きがよくなります。

    ●利用法

    果実は生食はもちろん、ジャムや果実酒などに利用できます。
    葉、茎には利尿・強壮作用があります。
    葉には若干の有毒成分が含まれておりますので、完全に乾燥させてからハーブティーとして用います。