花と緑のある生活

園芸Q&A
  • 園芸Q&A:肥料について

    Q1.肥料を施す」と書いてありますが、いつあげるのかしら・・・?

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    植物が元気に育ち、きれいな花を咲かせるには、水と日光の光、土からの栄養だけでは充分ではありません。水やりの度に流れ出すのと植物が吸収してしまうのとで、 土の中の養分はだんだん少なくなります。だんだん花が小さくなったり、花付きが悪くなったとき、また花や葉の色があせてきたら養分切れです。(栄養失調!)効き目がすぐ現れる即効性の肥料を施しましょう。液体タイプの物を7日から10日に1回の割合で与えます。

    Q2.「液肥を薄めに」とありますが、濃いほうが効き目があるのでは・・・?

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    濃いと「肥料焼け」といって根に障害をおこします。薄める割合をちゃんと守りましょう。「濃い目を1回」よりもなるべく「薄めのものを回数を多く、水代わりに」のほうが植物には、うれしいのです。「酒は百薬の長」と言って毎日ガブガブ飲んでは害になるけど、少量なら薬になるらしい。これと同じことかしらね?ちょと違うみたい?

    Q3.液肥をまめに1週間に1回あげるのはめんどうなのよね・・・

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    液体肥料は速効性の肥料だけど、効き目が持続しないために回数を多く必要とします。ゆっくりジンワリ効く遅効性の肥料があります。土の上に置いておくだけで1、2ヶ月は効き目が持続してくれます。固形や粒状、スティックタイプ、錠剤タイプと種類もいろいろあります。いずれも期間がすぎたら古い肥料を取り除いて新しい肥料を置きましょう。

    Q4.肥料の成分が書いてあるけど、なにがちがうのかしら・・・?

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    肥料の成分って見てもサッパリだけど、比べてみると成分てどの肥料も同じようなものが書いてありますよね。必ず書いてあるのが「N:P:K」とか「チッソ:リン酸:カリ」これは植物が必要な3大栄養素といわれるものです。
    あなたにとっての3大栄養素は?
    N=チッ素は茎や葉などを成長させ、養分の吸収を助けます。
    P=リン酸は花や実の付きを良くしてくれます。
    K=カリは根を丈夫にし、厚さ、寒さや病害虫に対する抵抗力をつけてくれます.

    Q5.「8:8:8」「5:8:5」「10:2:10」などの数字は何を表しているのですか?

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    肥料の成分の割合を表しています。
    「8:8:8」は「N:P:K」の成分の割合が同じで、元肥向きです。
    「5:8:5」は「N:P:K」の成分のうちリン酸が多いということ。つまりは草花や実のなる樹木、根菜類(いもなど)などの元肥や追肥に使います。
    「10:2:10」は「N:P:K」の成分のチッソとカリ分が多いので、葉菜類(ほうれん草など)の追肥に使います。
    植物の生長にあわせた成分量をみて買ってください。案外花がなかなか咲かないのなんていう人はチッ素分の多い肥料ばかり与えていたりするのです。

    Q6.肥料の粒の大きさの色々あるけど・・・?

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    肥料の粒の大きさ、置く場所によって効き方に違いがあります



    Q7.生ゴミから手軽に肥料がつくれたら・・・

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    3日かけて、3日分の生ゴミから肥料を牛乳パックで作る方法を紹介します。

    ①1日分の生ゴミの水気をきり、大きいものは小さく切ります。

    ②牛乳パックの口をいっぱいに開け、底から1/3くらい土を入れます。その上に細かくした生ゴミをいれ、「微生物資材」を1つかみ振りかけます。

    ③2日目分の生ゴミを入れ、微生物資材、3日目の生ゴミを入れ微生物資材を振り掛けます。
    ④その後ふたの部分を残して土を押し込み蓋をし、粘着テープなどでしっかり密封します。
    ⑤冷暗所に置き、3週間から1ヶ月間寝かせじっくり熟成させます。

    ⑥熟成期間が過ぎたら、いつでも肥料として使えます。

    Q8.ハンギングバスケット用の肥料ってあるのかしら・・・・

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    まずハンギングを作るときは必ずゆっくり効く元肥(遅効性肥料マグアンプKなど)を入れます。追肥には固形肥料を置きます。スティックタイプだと切れ目からでも差し込めるので、奥まで肥料が行き届くような気がします。

    Q9.2年前に買った草花の肥料を見つけました。まだ使ってもいいかしら・・・?

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    肥料に使用期限が記入されていますが、これは大きな目安にすぎませんキチンと密封がしてあれば、そのまま使えます。カビが生えたり、異臭がする場合は使わないほうが良いです。

    Q10.肥料を与えてはいけないときってあるんですか・・・

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    植付け、植え替え直後は根が弱まっています。確実に根付くまで、肥料は与えません。新芽が伸びてきて、新しい葉が開いてきたら根付いた証拠です。また、植物が休眠期の時も与えません。休眠期は肥料を吸収しないので、この時期に肥料を施すと土中の肥料濃度が濃くなり、根が障害をおこします。ヨウランの場合、開花中は根の活動が停止しているので、与えません。種まきのときに肥料を施す人がいますが、種まき時には肥料はいりません。