簡単!大人スタイリッシュモルタルorコンクリートで作る小物5選
モルタル(コンクリート)を使って大人スタイリッシュなプロダクトを作ってみませんか??
壁や床など建築物に使われるモルタルorコンクリート。
大きいもののイメージで何かを作るのは難しそうなイメージありませんか…?
意外と簡単にお金もかからずに小物を作ることができるんです!
基本は混ぜて固めるだけなので乾燥を待つ時間がほとんど。床など大きなものではなく、小物づくりなら作業時間は少ないんです!

現代アートのような、モダンでおしゃれなアイテムが簡単に作れますよ!
そんなセメントについて、
前半は、『モルタル』『コンクリート』『セメント』の違いを説明します。
後半は、セメントで簡単に作れるアイテムを5つご紹介します。
目次
- どれも聞くけど…『モルタル』『コンクリート』『セメント』の違いとは?
- 制作難易度順にアイテムをご紹介!(☆が多いほど難易度高め)
- トレイ:☆
- リングホルダー:☆☆
- ピアス(イヤリング):☆☆
- 小物入れ:☆☆☆
- 溶岩風!モルタルデコ缶:☆☆☆☆☆
どれも聞くけど…
『モルタル』『コンクリート』『セメント』の違いとは?
第一にセメントとは…?
モルタル、コンクリートの原料となるものです。
では、モルタル、コンクリートの違いは…?
モルタル=セメント+川砂+清水
コンクリート=セメント+川砂利(大きい石)+川砂+清水
補足説明
※あえて川砂を使用します>山砂は泥分(ひび割れ発生原因等)、海砂は塩分(鉄筋錆発生原因等)を含んでいるため、コンクリート建築物(RC造等)に悪影響を与えます。川砂は川の流れできれいに洗われ、不純物が少ない状態で安全に使用できます。(川砂が調達できない場合、洗浄した海砂や山砂も利用されています。)
※清水=きれいな水
※水と反応して硬化=水硬性物質=セメント
(現代の建築物全般に使用されています。)
※空気(二酸化炭素)と反応して硬化=気硬性物質=石膏、しっくい
(昔 お城の壁などに使ってました、最近、呼吸する壁としてDIY用途も増えています。)

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※取り扱いは取り扱い店舗のご案内や、各店舗にお問い合わせください。
※取り扱いありとなっていてもタイミングにより在庫がない場合がございますので、タイムリーな在庫状況は各店舗にお問い合わせください。
今回は水を加えるだけでOKなセメント、自然と平らになるホームセンターで普通に売っている流し込みセメントを使用。
ものにもよりますが、セメントは少量の安いもので200円程度でご購入できます。
モルタルorコンクリートらしい灰色のもの以外に色が白いセメントをセメント着色剤やアクリル絵の具などで色を付けることも可能です。
ちなみに、今回作るものは川砂利(大きい石)が入っていないのでモルタルです!
2.制作難易度順にアイテムをご紹介!
☆の数が多いほど難易度高めです。
(☆5でも誰でも挑戦できるくらいの難易度です。)
1.3㎏のセメントがあれば今回作ったもの全て作れます!
今回は通常のインスタントセメントと流動的なセメントの流し込みセメントを使用しました。
~今回使用した流し込みセメント特徴~
定量の水でドロドロの流状になり、そのまま穴に流し込めば道具なしで隙間なく入り込み、独りでに水平になります。20°〜25℃で30〜60分で固まります。
1.トレイ:難易度☆
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※取り扱いありとなっていてもタイミングにより在庫がない場合がございますので、タイムリーな在庫状況は各店舗にお問い合わせください。
材料
- セメント(水を加えるだけでモルタルになるもの)
- やすり(磨く程度なら目の細かいもの:目安1200くらい)
- 紙コップやプラスチックコップなど混ぜるための容器
- 割り箸やプラスチックスプーンなど混ぜる道具
- モールド(剥がしやすくて繰り返し使えて便利)or型(牛乳パックなど)
- ゴム手袋orビニール手袋
- マスク
- メガネ
- (シリコンスプレー:剥がれにくい型を使用するとき剥がしやすくしてくれます)
下準備
安全のため、ゴムorビニール手袋、マスク、メガネ、長袖着用で作業を行ってください。
※セメントは強アルカリ性ですので、肌が弱い方は荒れる恐れがございます。
作り方

①混ぜる用の容器にインスタントセメントと水を入れ、よく混ぜます。
※よく混ぜないと、硬化不良で割れや稀ですが固まらない原因となります。
※水の分量は、ご購入されたセメントの指示をしっかり守ってください。

②水分がいきわたるよう混ざったら、モールド(型)いっぱいにインスタントセメントを流し込んでください。
③セメントによりますが、しっかりと固まるまで触らずにじっと待って完成です!
(完全に硬化するまで1週間くらいみておくと安心です。)

2.リングホルダー:難易度☆☆
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※取り扱いありとなっていてもタイミングにより在庫がない場合がございますので、タイムリーな在庫状況は各店舗にお問い合わせください。
材料
- セメント(水を加えるだけでOKなもの。流し込みセメントなど流動的なタイプがおすすめ)
- 紙コップやプラスチックコップなど混ぜるための容器
- 割り箸やプラスチックスプーンなど混ぜる道具
- やすり(磨く程度なら目の細かいもの:目安1200くらい)
- 円錐の型を固定するコップなど
- ゴム手袋orビニール手袋
- マスク
- メガネ
- (シリコンスプレー:剥がれにくい型を使用するとき剥がしやすくしてくれます)
↓円錐のモールドや型があれば不要です
下準備
安全のため、ゴムorビニール手袋、マスク、メガネ、長袖着用で作業を行ってください。
※セメントは強アルカリ性ですので、肌が弱い方は荒れる恐れがございます。
作り方

①クリアファイルをハサミでカットし、丸めて円柱を作り、コンクリートが流れないようにガムテ―プ(マスキングテープ)でしっかり止めます。
※特に漏れやすい先端の部分を補強してください。
※円錐のモールド、型があればこの作業は不要です。

①混ぜる用の容器にインスタントセメント(流し込みセメント)と水を入れ、よく混ぜます。
※よく混ぜないと、硬化不良で割れや、稀ですが固まらない原因となります。
※水の分量は、ご購入されたインスタントセメントの指示をしっかり守ってください。
③①の型をコップなどテープで留めて水平になるよう固定し、①の型(モールド)に②を流し込みます。
④セメントによりますが、触らずに、しっかりと固まるまで待ち完成です!
(完全に硬化するまで1週間くらいみておくと安心です。)
⑤角などの凹凸が気になる場合はやすりで形を整えます。

3.ピアス(イヤリング):難易度☆☆
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※取り扱いありとなっていてもタイミングにより在庫がない場合がございますので、タイムリーな在庫状況は各店舗にお問い合わせください。
材料
- セメント(水を加えるだけでモルタルになるもの)
- モールド(お好きな型で)
- ニス(水性でOKですが、水に弱いので雨の日の使用は避けた方が長持ちします)&刷毛(トップコート)
- ピアス金具:平皿タイプ(イヤリング金具:平皿タイプ)
- やすり(磨く程度なら目の細かいもの:目安1200くらい)
- 接着剤
- ゴム手袋orビニール手袋
- マスク
- メガネ
- (シリコンスプレー:剥がれにくい型を使用するとき剥がしやすくしてくれます)
下準備
安全のため、ゴムorビニール手袋、マスク、メガネ、長袖着用で作業を行ってください。
※セメントは強アルカリ性ですので、肌が弱い方は荒れる恐れがございます。
作り方

①混ぜる用の容器にインスタントセメント(流し込みセメント)と水を入れ、よく混ぜます。
※よく混ぜないと、硬化不良で割れや、稀ですが固まらない原因となります。
※水の分量は、ご購入されたインスタントセメントの指示をしっかり守ってください。

②水分がいきわたるよう混ざったら、モールド(型)いっぱいにインスタントセメントを流し込んでください。(私は今回炭酸飲料のペットボトル底の凹凸を利用して作りました。)
③セメントによりますが、触らずに、しっかりと固まるまで待ちます。(完全に硬化するまで1週間くらいみておくと安心です。)

④セメントは強アルカリ性ですので、肌に触れる場合は表面のコーティングが必須。また、そのままだとモルタルorコンクリートがぽろぽろ取れてしまうので、ニスやトップコートでコーティングします。
※肌弱い方は、肌が荒れるかもしれないのでご注意ください。

⑤コーティング剤が乾いたら、裏側に接着剤でピアス金具(イヤリング金具)を固定します。
⑥接着剤が乾いたら完成!

モルタルそのままでも十分可愛いのですが、写真のようなちょっと発展したアレンジ術のご紹介です。
箔を入れたい場合⇒セメントを流す前にモールドに箔を並べておく。
着色をしたい⇒硬化後アクリル絵の具、刷毛、マスキングテープなどを使ってペイントする。
セメントの段階でアクリル絵の具を混ぜるのも可能ですが、入れすぎると脆くなる恐れございます。
専用の顔料もございます。
※取り扱いは取り扱い店舗のご案内や、各店舗にお問い合わせください。
※取り扱いありとなっていてもタイミングにより在庫がない場合がございますので、タイムリーな在庫状況は各店舗にお問い合わせください。
④小物入れ(アレンジあり): 難易度☆☆☆
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※取り扱いは取り扱い店舗のご案内や、各店舗にお問い合わせください。
※取り扱いありとなっていてもタイミングにより在庫がない場合がございますので、タイムリーな在庫状況は各店舗にお問い合わせください。
材料
- セメント(水を加えるだけでモルタルになるもの)
- 容器1(爪楊枝の容器など。ハサミで切りやすいものがおすすめ)
- 容器2(容器1より一回り小さいサイズの容器、キャップ。ハサミで切りやすいものがおすすめ)
- レジン(UVレジン液でも作ることは可能ですが、2液性のレジンがおすすめです。詳しくはこちらの記事のSTEP2をご確認ください。)
- レジンの中にいれるパールなど
- やすり(磨く程度なら目の細かいもの:目安1200くらい)
- 接着剤
- ゴム手袋orビニール手袋
- マスク
- メガネ
- (シリコンスプレー:剥がれにくい型を使用するとき剥がしやすくしてくれます)
下準備
安全のため、ゴムorビニール手袋、マスク、メガネ、長袖着用で作業を行ってください。
※セメントは強アルカリ性ですので、肌が弱い方は荒れる恐れがございます。
作り方

①混ぜる用の容器にインスタントセメントと水を入れ、よく混ぜます。
※よく混ぜないと、硬化不良で割れや、稀ですが固まらない原因となります。
※水の分量は、ご購入されたインスタントセメントの指示をしっかり守ってください。

②レジンを容器1にお好きな量にいれる。中にパールなどの封入物を入れる場合は少しずつレジンを固めながら封入物を層にしていれます。
※セメントのみで作る場合は容器1に容器2を固定してそのままたっぷりセメントを流し込んでOKです。
③レジンが固まったのを確認し、セメントをたっぷり流し込み、硬化するまで待ちます。
(完全に硬化するまで1週間はみておくと安心です。)
④硬化したら、容器からモルタル(セメント)をハサミなどで外します。
⑤レジンとモルタル(セメント)の相性が悪いので、恐らく接着面が分かれるので接着剤で接着し直します。
⑥やすりで面を整えたら完成です!

⑤溶岩風!モルタルデコ缶:難易度☆☆☆☆☆
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※取り扱いは取り扱い店舗のご案内や、各店舗にお問い合わせください。
※取り扱いありとなっていてもタイミングにより在庫がない場合がございますので、タイムリーな在庫状況は各店舗にお問い合わせください。
材料
- セメント(水を加えるだけでモルタルになるもの)
- 缶詰
- ヘラ
- アクリル絵の具
- クリアファイルなど作業時に下に敷くもの(剥がれやすいものが◎)
- やすり(磨く程度なら目の細かいもの:目安1200くらい)
- ゴム手袋orビニール手袋
- マスク
- メガネ
- (シリコンスプレー:剥がれにくい型を使用するとき剥がしやすくしてくれます)
下準備
安全のため、ゴムorビニール手袋、マスク、メガネ、長袖着用で作業を行ってください。
※セメントは強アルカリ性ですので、肌が弱い方は荒れる恐れがございます。
作り方

①混ぜる用の容器にインスタントセメントと水を入れ、よく混ぜます。
※よく混ぜないと、硬化不良で割れや、稀ですが固まらない原因となります。
※水の分量は、ご購入されたインスタントセメントの指示をしっかり守ってください。

②缶詰の側面に混ぜたセメントをヘラでくっつけます。

③側面が乾燥したら、内側もお好みでインスタントセメントを流し込み、乾燥させます。
④乾燥したら、アクリル絵の具で着色します。
⑤やすりなどで形を整えて完成です!
小物入れ、 ドリンクホルダーなどとしてご利用ください。


あとがき
いかがでしたでしょうか…
セメントって扱いが難しそうと思っていた方も、実際作ってみると簡単だったのではないでしょうか?
作業時間は少なく、簡単にできるので、是非挑戦してみてください!
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