サンザシの育て方

サンザシ(山査子)について


科名:バラ科


性状:落葉かん木


花期:5月


樹高:1.5m位


【特徴】
落葉かん木です。枝は拡開で分岐多く、枝の変形である刺を有しています。葉は互生し、楔形または広倒卵形です。上面は深緑色、下方は時には全緑色で有毛、鈍頭です。花は4~5月に開花し白色で、弁は5個で卵形です。果実は略球形で外面有毛です。紅色時に黄色地に紅斑があります。9月種子が成熟します。


サンザシの育て方のポイント

●置き場所・植え込み場所
鉢植えとして大変人気があります。夏期の直射日光にも強く、冬期の寒さにも強いなど植え場所を選びません。


●病虫害
カイガラムシの予防のため、石灰硫黄合剤かマシン油乳剤を散布します。幼虫発生期の5~6月にスミチオン乳剤を数回散布します。


●肥料の与え方
5月頃に油かすと化成肥料を混ぜ根元にばらまきます。


●育て方のコツ
とり木、さし木、実生により増殖します。中国原産で、亨保19年に薬用として朝鮮を経て日本へ渡来しました。若木のうちは枝数を多くしてから選定し全体の樹形をつくり、あとはほとんど選定しません。花芽は短い枝の先端につきます。