ご家庭の雨どいは、台風や強風などが原因で壊れてしまったり、割れたり、はずれたりしていませんか？
雨どいのひび割れ、破損は建物の老朽化を早める原因にもなります。
定期的に点検をするように心がけましょう！

今回は雨どいに関する説明から、掃除、補修、交換の方法をご紹介いたしますので、
ぜひ参考にしながらメンテナンスを行ってみてください！

目次

もしも雨どいが傷んでいたら

雨の多い梅雨の時期、雨どいがいたんでいるとこんなことが…

雨どいの排水システム

屋根からの雨水を集め、排水するのがこの雨どいです。
軒どいの水を集め、竪どいに送るのが集水器で、じょうご、アンコーなどと呼ばれることもあります。

雨どいの点検

▼ 雨どいチェックポイント

普段はそれほど意識することもないでしょうが、
放っておくと枯れ葉やゴミ、ホコリ、泥などによりつまることがあります。
そのままにしておくと雨もりや木部の腐敗の原因になりますので、毎年時期を決めて点検をしましょう。

雨どいの掃除と補修

柱や外壁の腐敗の原因にならないように、梅雨の前や落ち葉の季節のあとには、雨どいの点検と掃除をしましょう。

●接着箇所がはずれている場合
接着面の汚れをよく落とし、雨どい用の接着剤を使って直しましょう。

雨どいの交換

雨どいが古くなり、破損がひどいときはおもいきって交換しましょう。

①軒どいのこう配を取り、鉛筆で目印を付けます。

②目印の糸にあわせてとい受け金具を取付け、軒どいをとりつけます。

③たてどいはまず、壁面上部につかみ金具を取付け、この金具から下げ振りをぶらさげ、これに合わせて他の金具を取付けます。

④軒どいは、とい受け金具に乗せて正確に測り、金切りノコなどで切断します。
また、軒どいを軒継手で接続する場合や、曲がりなどは、雨どい用接着剤でしっかりと接着します。

⑤軒どいがそろったら集水器に差し込んで取付けます。

⑥軒下の長さをはかり、呼びどいを作ります。

⑦最後にとい受け金具に軒どいを固定します。

とい受け金具の種類

うの首横打
垂木に横から打ちつけるタイプです。出幅が違わないように注意してください。

瓦下横打
瓦屋根専用の取付け金具です、屋根と垂木に高さがあるのでこの金具を使います。

正面打
破風板(正面の板）に取付けます。屋根との差がないときに使います。

打込み
破風板と軒先の差がないときに使います。打込むときはこう配に注意してください。

タッチバンド
たてどいを取付ける金具です。ねじれに注意して取付けてください。

雨どい用品

雨どいを交換するときは、どこにどのような部品が使われているかをチェックしておきましょう。
軒どいやたてどいの長さ、エルボや集水器の数など、古い雨どいを見ながら必要量を出します。

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