「古家が甦って」

母が2月に亡くなり仏壇も納めましたので、自宅で法要を行なうことになりました。ところが、いざ壁を見ると家具で擦れていたり廊下の角が剥がれてたり・・・、物の見事に築50年の様でした。又、木製の雨戸はレールの軋みがあって難で、慣れの技だけで老父は律儀に毎日朝夕開閉しており、これもサッシにと。今回お願いしましたものの、喜ぶと思っていた父が最初乗り気ではありませんでした。妻を亡くし古くても夫婦力を合わせて建てた家です。今またその母との生活の思い出までもリフォームで一掃されるのではと寂しさと不安があった様です。でも、父88才のリフォーム概念は見事に変わりました。今、快適な生活をしております。「ここは誰々がしてみえた」「ここは若い人が汗をかきながら…」と、顔がわかる仕事ぶりでした。それをつぶさに見ていた父は、その方々の心まで頂いた様で、仏壇の母に話しかけております。資金面もあり、本来なら計画を立ててお願いするところ、出来るだけ現状を活かして使ってなど、無理な注文にも相談にのっていただき感謝の他ありません。古い家が活き返りました。父も喜び、私もお陰様で親孝行でき、リフォームしてよかったと、つくづく思っております。

「お客様にとっても自分にとってもプラスになった工事」

お客様のお母様の一周忌をキレイに迎えてあげたいという気持ちはお話をしているだけでも、とても強く伝わってきました。他のお客様の気持ちとは違ったもので、このお客様には満足いただける工事を提供しなければと強く感じました。工事の途中に台風や雨などが重なり、お客様にも大変ご迷惑をお掛けする工事内容になってしまったように思いましたが、お客様は工事の出来に大変喜ばれました。こんなに喜んでいただけるような工事は初めてで、私自身もリフォームの楽しさ、難しさ、そして達成感を感じることが出来、とてもプラスになった工事でした。