シャクナゲの育て方

シャクナゲ(石楠花)について


科名:ツヅジ科


性状:常緑低木~大低木


花期:5月


樹高:2~4m


【特徴】
日本にも広く分布しますが、中国西南部およびヒマラヤにかけても多くの種類があります。
★日本シャクナゲ
高山に自生(高嶺の花)
★西洋シャクナゲ(ロードデンドロの別名)
花冠が大きい(白、赤、黄、紫)

肥料は2月頃に堆肥や腐葉土を株元に、5月頃に油かすと化成肥料を混ぜ根元にばらまきます。


シャクナゲの育て方のポイント

●置き場所・植え込み場所
植付けの時期は2月下旬~3月、9月下旬~11月です。排水の良い有機質に富んだ乾燥地が適します。耐寒、耐暑性とも弱い種類が多いので樹陰が理想な場所です。


●病害虫
5月~8月の時期、褐斑病・葉枯れ病はトップジンM水和剤1000倍液をときどき散布して予防します。カイガラ虫は幼虫発生期の6月中にデナポン乳剤300倍液を1週間おきに2~3回散布します。


●肥料の与え方
2月、8月下旬に化成肥料よりはピートモスを根元に敷き、さらに油粕に骨紛を等量混ぜたものを一握り根元に施します。


●育て方のコツ
蕾を1度に咲かせると樹勢が衰えます。株を大きくし隔年開花などを防ぐためにも花芽の調節が必要です。花の咲かない枝先には頂芽がついています。放っておくと枝が一本だけ伸びて樹形が乱れるので、頂芽が動き出したら指先で折り取ると、こんもりした樹形になります。