住まいの豆知識

DIY&ノウハウ
  • 緑のカーテン

    今年の夏は緑のカーテン

    アサガオやゴーヤのように、ツルが伸びる植物でつくる「植物のカーテン」は、
    身体にも環境にもやさしい天然のカーテンです!
     

    窓に緑のカーテンがない場合 窓に緑のカーテンがある場合
    一般的な窓ガラスの場合、太陽光の遮断率は約15%です。

    窓の面積の60%を覆う「緑のカーテン」がある時、太陽光の遮断率は約80%になります。

     

    今人気の、緑のカーテン用植物
    宿根アサガオ ゴーヤ ヘチマ

    上手に育てると1株で1日に100輪以上の花を咲かせ、長い間開花を楽しめます。

    別名ニガウリ・レイシともいい、成育旺盛で暑さに強く、病虫害にも強く実も楽しめます。

    夏野菜としても人気で、つるも良く伸びて、病虫害にも強いので安心して栽培できます。

     

    これだけでカンタンに始められます
    つるものネット 深型プランター グリーンカーテンの土、肥料

    ネットの網目が小さいと、植物が密集して風通しが悪くなります。ネットのサイズは10cm位の目が適しています。

    土の量によって、植物の育ち方が決まります。肥料を多くあたえても、土の量が少ないと大きく育つことができません。

    土は植物にとって大切なものです。植物にあった土を用意しましょう。
     

  • ゴーヤの育て方

    ■ニガウリ(ゴーヤ)の特徴

    熱帯アジア原産の植物(野菜)で 『ツルレイシ・ニガウリ・ゴーヤ』と呼ばれています。実は苦味成分があり食欲増進や夏バテ防止などの効果があります。

     

    ■栽培のポイント

    ニガウリを含むキュウリ、カボチャ、シロウリ、マクワウリなどウリ科作物の連作は避けましょう。

     

    ■病害虫について

    病気には強い植物ですが、うどんこ病やべと病などを予防するため、株間をとり、日当たりと風通しをよくします。連作は、つる割病が発生しやすくなるので避けます。

     

    ニガウリ ゴーヤの栽培Q&A

    Q 1
    種からゴーヤをよく育てるには?
    A 1
    ゴーヤの発芽適温は約 25~30℃です。 保温マット等を使い適温を確保して種まきをおこないます。 ゴーヤは種の皮が硬く水分を吸収しにくい為、硬い道などで一部を傷つけて、2時間ほど水に浸し吸水させてから種まきをします。発芽するまでは、水を切らさないように注意しましょう。過湿になると、タネが酸欠で腐ったり、発芽不良の原因になります。水はけのよい専用用土等がおすすめです。
    Q 2
    ゴーヤをよく育てるには?
    A 2
    ニガウリ(ゴーヤ)はウリ科の中でも徒長しやすい植物です。光合成の行われない夜間に土壌水分が多すぎると、徒長します。 水やりは朝におこない夕方頃は土の表面が乾く程度にします。 適温は約 25~30℃です。酸性土壌では生育がわるくなります。好適pH は6.0~6.5 です。定植前に苦土石灰などで酸度調整します。
    Q 3
    よく成らせるには?
    A 3
    窒素分が多い肥料をあたえるとツルが伸びて果実がつかない 『つるボケ』を起こります。 元肥を少なめにし 着果を確認してから追肥をします。 親(主枝)には雌花が少ないので摘心し 子・孫(外枝)に着果させます。
    Q 4
    果実の収穫の目安は?
    A 4
    着果後15~20日後果実が適度な大きさになれば収穫頃です。果実の色が鮮やかなうちに収穫します。収穫が遅れると果皮が破れ中から種が露出します。
    Q 5
    緑のカーテンへの利用?
    A 5
    ニガウリ(ゴーヤ)は草勢が強く乾燥に強い植物で、果実も楽しむことができ『緑のカーテン』に適した植物です。
    Q 5
    その他に緑のカーテンに適した植物は?
    A 5
    色々な植物を楽しめます。あさがお、宿根あさがお、ひょうたん、へちま、ユウガオ、インゲン、ホップなど最近では色々な植物を楽しめます。
  • ゴーヤのレシピ

    ゴーヤにはビタミンCが多く含まれ、独特の苦味は 食欲増進や健胃効果があるといわれています。
    炒め物やサラダ、ジュースなどでお楽しめます。

     

    利用する際のポイント

    ●下ごしらえ

    • 表面にいぼ状の突起があるので、ボウルなどに水を張り、その中につけながら洗います。 縦半分に割って、タネとワタをスプーンで取り除き、薄切りにして利用します。

    ●苦味をやわらげる工夫

    • 1. ワタをしっかりととる
    • 2. 水にさらす
    • 3. 塩でもむ
    • 4. 油を使って調理する
    • 5. 下ゆでする、などの方法があります。

     

    ●保存方法

    • 中のタネ部分から傷み始めるので、タネとワタを取り除きます。
    • 水気と乾燥が大敵なので、表面の水気を軽くふき取り、ラップや保存用のパックに入れて、冷蔵庫の野菜室へ入れます。
    • 長期間の保存は避け、できるだけ早めに使い切ることをおすすめします。
    ゴーヤの調理法

    ◆チャンプルー◆

    《材料・4人分》
    ゴーヤ400g、豚薄切り肉150g、木綿豆腐1/4丁、卵2個、塩小さじ1、油酒大さじ1、大さじ1と1/2

     

    《作り方》

    • 【1】ゴーヤは洗って、縦半分に割り、スプーンでタネとワタを取り除き、薄切りにして軽く塩(分量外)をふり、しんなりさせる。
    • 【2】豚肉はやわらかくゆで、短冊切りにする。
    • 【3】豆腐は水気を切ってから、ひと口大に手でちぎる。
    • 【4】鍋に大さじ1の油を入れて熱し、軽く焦げめがつくまで豆腐を炒め、一度皿に上げる。
    • 【5】鍋に大さじ1と1/2の油を入れて熱し、豚肉を炒め、次にゴーヤも入れて強火で炒め、塩で味をつける。
    • 【6】【4】の豆腐を【5】の鍋に戻し、溶いた卵を入れ、全体に混ぜ合わせて仕上げる。

    ◆冷しゃぶサラダ◆

    《材料・4人分》
    ゴーヤ1/2本、しゃぶしゃぶ用豚肉200g、レタス1/4個、ミニトマト適量、ゴマドレッシング適量

     

    《作り方》

    • 【1】ゴーヤはスプーンでタネとワタを取り除き、5㎜程度に切って塩もみし、そのまま熱湯に入れてゆで、軽く水気を切る。
    • 【2】豚肉は酒と塩各少量を入れた熱湯に、サッとくぐらせて、冷水にとり、水気を切る。
    • 【3】レタスは適当な大きさにちぎり、ミニトマトは半分に切る。
    • 【4】【1】~【3】を盛り、ゴマドレッシングをかける。

    ◆ゴーヤスカッシュ◆

    《材料・4人分》
    ゴーヤしぼり汁1/4カップ、炭酸水3カップ、レモン汁大さじ3、氷適量、シロップ(砂糖1/4カップ、水1/4カップ)

     

    《作り方》

    • 【1】ゴーヤは洗ってから、表面の緑の部分だけをすり下ろし、フキンなどでしぼる。
    • 【2】砂糖と水を鍋に入れ、弱火で煮てシロップを作る。
    • 【3】①のしぼり汁に、冷ましたシロップとレモン汁を混ぜ入れる。
    • 【4】 グラスに氷と③を入れ、炭酸水を静かに注ぎいれる。

    透き通った薄緑色のジュースなので、黄色いレモンや赤いチェリーを、彩として添えるとよいでしょう。